さきの色々雑記

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さきが色々思ったことを書くブログ。ニュースを見て思ったことも書いちゃうので賛否両論あるとは思いますが、世の中の色んな意見の中の一つとして見ていただければ嬉しいです。

月経困難症の対策

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月経の話だったり痛いのが苦手な方は、ここで回れ右お願いします。

体質の話

わたしの体質は10歳の初潮からずっと極悪です。

 

内臓がねじ切られるような腹痛

吐き気、嘔吐

大量の冷や汗

貧血

腰痛

頭痛

耳鳴り

めまい

 

起き上がることも満足にできないし、かといって目を瞑って寝ていても地面がぐるぐる回転して常に船酔いのような気持ち悪さと、お腹に手を突っ込まれて内臓を潰されているような激痛で毎回気絶しては痛みで起きてまた気絶するのを繰り返していました。

 

学生の頃は痛みの前兆が表れたらすぐに早退をしていたのですが、保険の先生にはさんざん言われたセリフがあります。

 「子ども産んだら平気になるよ!」

今でも思うのが、そんな解決策にもならないセリフをよく言えたな、と。 

 

わたし自身の症状が他よりも異常だと知ったのは大人になってネットで情報を得るということを知ってからになるのですが、大抵は大袈裟だと言われていました。

社会人になっても変わらず、毎月正確に来るせいで、毎月2日は必ず休んでしまうせいで有休は遊びで使えたことがありません。

それどころか、生理痛で休むとか…とお局様には嫌味をよく言われたくらいです。

 

結局、なったことがないひとには、症状の苦痛もなにもわかりようがないのでどうすることもできないんですよね。

そして、その痛みの状態が異常だということも、誰も教えてくれませんでした。

 

自分で調べることができる環境になって初めて知った時、最初に思ったのが「病院で検査を受けよう」でした。

普通の痛みとは違う場合の原因が心配だったからです。

けれど、そうして緊張して診察を受けた結果、「どこにも異常が見られない」と原因不明を告げられてしまいました。

 

漢方薬で治療をお勧めします。とだけ言われて終わってしまったので、もうどうすることもわからなくなってしまい、一生この体質と付き合うしかないのかと諦めました。

 

セカンドオピニオン

そうして諦めていたわたしを叱ってくれたのは恋人さんでした。

月経困難症だとわかってそのままにするのではなく、ちゃんと治療しよう!と。

 

前に言ったところと別の病院で検査を受けると、やはり原因不明。

でもそこではピルを治療薬として処方してくれました。

お薬の名前は【ルナベルULD】

避妊目的ではなく、月経困難症の治療としてなら保険適用ということで開始をしました。

 

そうして使用をはじめて1シート飲み終わったくらいでした。

なんだか常に呼吸が苦しいという異変を感じ始めました。

医者に相談すると血栓症の疑いがあるとして、すぐに精密検査にかけられてしまいました。

結果としては血栓は見当たらなかったし、血栓症を判断するDダイマーという数値は通常の人の倍以上ではあったけれど、大型病院の専門医によると問題ないと診断する範囲でした。

でも、数値が跳ね上がっている以上、ピルの服用を中止させられてしまいました。

 

 ピル以外の治療方法

ピルを飲むと血栓症になる可能性があるということで、体質的に除外されてしまったので治療方針がなくなってしまいました。

クリニックの先生にも匙を投げられたので、総合病院の産婦人科に移ることにして、新たな治療方針を模索することになりました。

 

とりあえず痛み止めで様子を見てみようと処方されたのが以下3種。

ブスコパン】………消化管の運動亢進に伴う痛みや痙攣を抑える薬

【ジクロフェナク】…炎症や痛みなどを抑える薬

レバミピド】………胃薬

 

痛みが出始める前に飲んでねと説明されて服用。

以前は気絶していたのがそこまでにはいかなかったけれど、逆に気絶できない分痛みを伴って意識があるまま呻くという苦しいものでした。

そのせいか、恋人さんにも散々心配をかけてしまいました…

 

卵胞ホルモンと黄体ホルモン

あるとき、月経困難症を調べていると知らなかった事実を知りました。

一般的にピルと呼ばれているものは、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの混合物だそうです。

この、卵胞ホルモンが血栓症の主な原因となる働きを持っていると知りました。

 

卵胞ホルモン:エストロゲンの作用

 →血液が固まりやすくなる

黄体ホルモン:プロゲステロンの作用

 →悪玉コレステロールの増加、動脈硬化などの血管異常を引き起こしやすくなる

 

つまり、黄体ホルモンのみの使用であれば、可能性として平気なのでは…?と。

そこで調べてみると、確かに黄体ホルモンのみ使用している製品がありました。

 

【ミニピル】→黄体ホルモン(プロゲストーゲン)
【ミレーナ】→黄体ホルモン(レボノルゲストレル)

 

ミニピルは、ピルとは違って黄体ホルモンのみで構成されています。

ミレーナはIUSとも呼ばれていて、子宮内に入れる器具のことでした。

この薬が塗布されている器具を子宮内に入れることによって、直接薬が子宮内にのみに効くので、経口薬とは違って他の臓器に影響を及ばさないそうです。

 

飲み薬か器具か。

そんな二択を迫られる形となりました。

 

結果として選んだのはミレーナ

毎月の痛みを薬を飲みつつ耐える日々を過ごしたり、飲み忘れを気にしたり、肝機能障害などといった他の臓器への影響を危惧した結果、子宮のみに作用するミレーナが一番安全で飲み忘れを気にすることがなく日常を送れるだろうという話になり、選択することにしました。

 

というか、気が付いたら恋人さんと先生がミレーナで行こうという話をしてまとまっていたのでした。

ミレーナという選択肢を知ってからずっと悩んでいたことでもあるし、これで普通の人のように過ごすことができるのなら……と選んだことではありますけど、選択の余地がYESしか見えない恋人さんと先生の会話にはちょっと笑いが出ちゃいました。

 

そんなわけで、ミレーナ日記を付けていこうと思います。