「恋愛」に目覚めた話
わたしの大好きな恋人さんとの出逢いは半年前。
それまでわたしは、恋愛のレの字も自分には関係のないものだと思ってました。
恋愛は、あくまで本やドラマの物語。
そして友人の彼氏や彼女の話を聞いても、「恋してる人はキラキラしてるなあ」とか「人を好きになるって、嫉妬したり幸せそうに笑ったり一生懸命なんだな」という、あくまでも他人事でしかありませんでした。
誰とでも平等に、
誰とでも楽しく、
誰のことも嫌いではなく、特別好きでもない。
そんな人付き合いをして、わたしはそのまま一生を過ごしていけばいいかなと漠然と考えていました。
でもそれは、たったひとりによって簡単にひっくり返されました。
よくある、一目見てびびっときた!みたいな一目惚れでもない、とても穏やかな心境の変化だったように思います。
でも気が付いた時には、自分には恋愛感情なんかなくて一生そのままでいい…なんて考えは微塵も存在しなくなっていました。
誰かと同じじゃ物足りなくて
話しかけてくれるとすごく嬉しくなって
もっと一緒に居たいなあって思うようになって
こういうのを、多分、「心にその人が住んでいる」と表現するんでしょうね。
今までの平坦で穏やかな気持ちしか持っていないのが遠い昔のことに感じるくらい、感情を揺さぶられる日々になりました。
それは、笑ったり楽しかったりするだけじゃなく、悲しかったり泣いたりすることも増えました。
自分が実際に体験することで、初めて友人たちが泣いたり笑ったりしている「恋愛」というものを理解できたように思います。
というわけで、「恋愛」への目覚めの話、でした。