過去付き合ったひととわたし
「過去付き合った人の話」ってなるとピクリと反応してしまうのが、恋心を抱いた以上避けて通れない部分かなと思います。
その過去が、あっさり終わった話ではなく続いている話だとしたら…?
その人との思い出話をする言葉は、とても優しくて思いやりがあります。
それだけ存在が大きくて、想いも強かったのだろうと思うとズキズキと胸が痛くなります。
その人はどれだけ大切にされて、どれだけの時間を過ごしたのだろうか?
恋心を自覚してからは独占欲にも目覚めてしまって、毎日が楽しさと共に苦い胸の痛みも感じるようになりました。
わたしのココロにはたったひとりしか居ないのに、このひとのココロには別の人も住んでいる…
恋愛感情ではなくても、大切な人はわたしにも居ます。
家族とか友人がそれにあたります。
でもわたしの恋人さんは、もう少し広い範囲で大切な人が居るのです。
とても優しいこのひとは、一度自分の懐に入ったひとを決して突き放さないのです。
そして自分の犠牲を厭わないひとなので、大切なひとであればどんなに振り回されても傷つけられてもぐっと抱え込んで耐えてしまう…
わたしは、恋人さんには毎日楽しんでほしいし、笑ってほしいし、一緒に幸せになりたいと思っています。
だから恋人さんが傷つくことは絶対に嫌なのです。
でもそのひとは恋人さんを平気で傷つけたり傷口を抉ってくるのです。
わたしにとって「嫌なひと」ができた瞬間でもありました。
わたしから見たら「嫌なひと」
恋人さんから見たら「大切なひとのひとり」
想い、共有していた時間はどうあっても覆るものではないと思います。
だから悔しい。
その時間をわたしと一緒にいてくれたら、絶対傷つけたりしないのに…と。
もし…なんてこの世にはないと思います。
だからどれもこれも必然なのだろうとは思います。
優しいこのひとのココロを守りたい。
幸せを感じるような時間をたくさん共有したい。
わたしは、そうココロに強く決めたのでした。
というわけで、過去付き合ったひととわたし、という話でした。